皆様こんにちは。
去年は「アメリカでこの日をお祝いするのは今年が最初で最後だろう。」と思っていたThanksgiving Dayを、
今年もアメリカで迎えることが出来ました。
去年のThanksgivingは
こんな感じだったのですが、「去年のthanksgivingよりずっと本物のthanksgivingが味わえるよ。」と言われ、
今年もまた元お隣さんのJonさん&Chrisさん(仮名)と一緒に、しかもバルチモアにあるChrisさんの実家で過ごすことに。
なおChrisさんの実家はイースターの時にお邪魔したので、今回が二度目の訪問です。
今年のターキー(↓)


留学期間中、この二人には最初から最後まで本当に本当に良くしてもらって、いくら感謝してもし足りないほどです。
実は私はあとわずか二週間で日本に帰国するため、おそらく今回が彼らと会うのも最後だろうなあと思ったら、心底悲しくなってしまいました。
同時に、彼ら(↓)との別れも切ないです。

向こう二匹が二人の犬。手前が実家の犬。特に真ん中の子が、今まで出会った犬の中でもまれに見る性格の良さで、
抱きしめてるだけで泣けてくるほど良い子なんですよ~。
で、いつか彼ら(一応人間の方)が日本に来られたら良いなぁと思うのですが、しかし「すごく行きたいけど、本当にお金がない!」と。
このお金の話なんですが、Jon氏は、来年初めに香港で開かれるボイス・セラピーに関するカンファレンスに招かれている(彼はボイス・
セラピスト)そうで、「これが初めてのアジア訪問なんだ!」と大変楽しみにしている模様。が、
そこにChrisはお金がないから同行できないって話をしていたので、「親に借りるわけにはいかないの?」と聞きました。
だって上の写真みたいな雰囲気の家なんだから、難しいことじゃないと思ったんですよね。するとChrisは、「それはできない。
うちの親は僕の大学の学費ローン10万ドル分を卒業と同時に払ってくれたんだ。」と言うのです。驚いて「学費っていくらだったの?」
と聞くと、4年間で合計なななんと15万ドル(日本円にしたら1700万円くらい)!しかし、それは私立の大学としては普通だというのです。
たまたま最近、この学費がらみの話は別の人達からも聞いたことがあり、
一人はいわゆる公益弁護士としてNGOで働いている立派な方なのですが、ロースクールを出た時点で8万ドル(900万円くらい)
の借金があったって言うのですよ。で、5年目現在の年収が4万7000ドル(500万円強)で、NYの場合、
税金だ保険だといった固定経費で半分は消える。その残りから支払う学生ローンの利息も高くて、返済額の半分は利息に消えてる、やってられん、
家なんていつ買えるだろうか、とぼやいておりました。
日本では、大抵の家庭では大学卒業までの学費は親が払っていると思いますが、こっちは余程の金持ちの子どもでない限り、
カレッジ以降は学生本人がローンを組んで負担していることが多いとのこと。
親が負担しない(できない)理由は、①高いから。 ②日本人ほど貯金しない(できない)から。ということなんですが、これで、
「カレッジに行くために軍にリクルートされてしまう黒人の若者達」の背景が多少なりとも理解できたような気が。
ついでに去年出席した
Living Well, While Doing Goodと題するディスカッションの背景も1年経ってようやく理解。あれは、
ロースクール生が多額の学生ローンを抱えて世に出るにあたって、あえて安月給の公益弁護士の職に就くのには相当の動機付けが必要になるので、
それをencourageするためのディスカッションでもあったのですね。
ったく公立は何をやってるんだ!と思いますが、アメリカには、多くの人にとって手頃な学力レベルの公立大学の数が非常に少ないので、
大抵は、行くなら私立になってしまう、とのことでした(ここら辺は自分で確認してないので間違っていたらご指摘下さい)。
それにしたって、何で私立の大学にしろロースクール(年間400万円くらい)にしろ、そんなに学費が高いのか。理系ならいざ知らず。
で、考えてみると、こっちの大学も院も、まずは外見が非常に立派で、内装も細かいところまですごく金を掛けているな~と感じることが多い。
要するに、これまで見た日本、カナダ、ジュネーブの大学に比べても華美な傾向を感じるのです。また、
何か集まりがあるたびにrefreshmentとか言って、クッキーだの飲み物だのサンドイッチなどを出してくれるけど、
ああいう日本の大学にない贅沢を削減して学費に還元してはどうかと思ってしまう。
で、私はこちらの公益弁護士は、財政基盤のしっかりしたNGOに雇用されて、
弁護士としては安いと言ったってそれなりのお給料をもらって、
年中自分がやりたい人権分野の仕事だけをやっていられて羨ましいな~と思っていたのですが、
初年度から1500万とか2000万円の年収がもらえる大手法律事務所に就職し、
あっという間に借金を返して金持ちになっていく仲間を横目に、その三分の一とか四分の一の年収で、何年経っても減らない借金と闘いながら、
それでも人権活動を業とするアメリカ公益弁護士達の心意気は相当なものであることが、よーく理解できました。
やっぱり物事は外から見ているだけでは分からないものです。
Thanksgivingの話から相当逸れましたが、この辺で。
それでは。(ら)
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